風俗街博多を楽しむ老人

博多の風俗に通い詰めて若返ったという爺さんの話です。

風俗街博多には回春の効果があるお店が存在していますが、その効果で一気に若返った爺の話があります。人間は馬齢を重ねるにつれて性的な機能も衰えていきますが、あなたもその例外ではなく男性としての機能が悪くなっていきました。今後どうしたらいいのだろうと思っていた時に、これまでに稼いでいた金を使って博多で風俗通いを企みます。そしていくつもの博多の風俗店を徹底的に攻めることにしました。あなたは一度火が点いたら妥協ということをしません。これまでの人生ではほとんど風俗には行っていませんでしたが、晩秋の時期に差し掛かってあなたは徹底的に風俗で生きていくことを誓いました。何に誓ったのかは分かりませ円が、とにかくこれが自分の風俗道だ、これだけは曲げないと考えて博多の風俗通いを始めたのでした。

あなたは博多の風俗店に通って何度も打ちのめされます。それは自分が思い描いていたようなパフォーマンスが発揮できなかったことが原因です。若いころにはほとんど性のことがらに時間を割いてきませんでしたが、老年になったあなたの攻め具合は確かに素晴らしいです。しかし自分が思い描く性的な行動と、実際の自分のパフォーマンスに差があればあるほど、あなたの落ち込み具合は大きくなっていくのでした。
そんなあなたの転機は博多の風俗嬢からの「回春マッサージにいったら」という言葉でした。彼女も回春が何であるかよくわかっていませんでしたが、あなたはそれ以上に分かっていません。そのような場合はとにかく行ってみるのがいいということが彼女のアドバイスであり、あなたはそれに従って回春マッサージなるものに初めて行くということになりました。

果たしてあなたはとんでもないほどの性欲と精力を獲得することになりました。これまでには自分に対して性欲や精力がないと思っており、精力がない人間が勢力を強めることができないのではないか、という疑念を持っていたことは確かです。その疑念をすべて払しょくできた性行為は、あなたにとって金字塔的な存在になりました。自分はまだまだ性的にいけるという確信に変わりました。
そしてあなたは毎日複数回博多の風俗に行ってプレイを重ねていきましたが、急に倒れて病院に運ばれていきました。理由は性欲や精力は若いころのものに戻ったものの、それに伴うような心肺機能にはなっていなかったということです。バイアグラは飲むだけで勢力が戻ってくるという薬ですが、実際には心臓の血流を治す薬の副作用として勃起してしまうということなので、心臓に負担がかかって体に悪いのです。それがあなたの体でも発生したのではないかと見ています。これは回春マッサージのすさまじい威力であるといえます。そうしてあなたは風俗街博多を楽しんだのでした。

風俗街博多に狂った男

風俗街博多の交差点で小学生が轢き殺されて死んだ時も弾き殺した感触があって実際に轢かれて死んでいたし、時速120キロの鋼鉄のボディーに吹き付ける風はつめたい、とにかく彼は感触を得れることをわかっていた。ならば俺はまた射精できるのではないか……俺の魂に概念としてのちんぽを生やすことができるのではないか。彼の頭にあったのは、茜だ。射精以外のことで唯一快感に至らせたのは博多の風俗嬢、茜のぬくもり、鼻息、潤んだ瞳だ。

暴走するダンプカーは国会議事堂を破壊、国家機能は麻痺。高速で動く鋼鉄のダンプは国会議事堂を完全に粉砕、国家は麻痺。在日米軍と地方自治体連合は北へ直進する鋼鉄の塊の行く先を福岡県と推定する。自衛隊と米軍は避難を進めるともに、原爆の投下を検討していた。北の先にはなにがあるのだろうか?

……時は遡る、彼の記憶はこうだ、「メメントモリ、そのとおりだなあ」。電話を済ましてホテルの空きも確認し仕事終わりに直行してきっちり信号が青になってからわたった、俺は完全に正しい、でもこうして跳ね飛ばされて死ねるんだ、みんな覚えとこうな人は正しかろうがいつでも死ねるんだぞ、風俗街博多に行く最中でもこんな簡単に跳ね飛ばされて死ねるんだ。
押し当てて発泡されたショットガンのように砕け散らばった肋骨によりぐちゃぐちゃに引き裂かれた彼の内蔵は大脳に「絶対に死ぬぞ」と伝えて機能を止めた。聞くまでもないアドバイスを受け取った彼の脳は、今わの際、あるだけのアドレナリンを放り出した。劣悪な人体に放り込まれゆがんでしまった魂への手向けといえばそう言えた、引き伸ばされた時間間隔の中、彼の魂は生まれて初めて論理的な思考に近づきかけていた。生まれて始めてでおそらく最後で結論をもたらすかもたらさないかもわからない模索をひらめかせたのはアンパンマンのマーチだ、何のために生まれて何をしてよろこぶ、わからないままおわる、そんなのはいやだ。
彼の論理、「死ぬぞ」→「いやだ」。曰く、「なんのためにうまれたのかなんのためにいきるのかわかってようがおわるのはいやだ、わかってるからなおさらいやだ、俺は生きるしこるしこるためにいきるおれは永久にしこりたいしこりたいおれはえいきゅうにだからおれはしこる永久にだから生きる永久に」。
大脳はほとんど機能していなかったが、今まで薄ら聞いていたどんな論理的文法よりも完全に正しい論理を脳の機能ぬきでひねりだした彼の魂を敬いながら停止し、日下正義24歳、博多の風俗狂い、ここに死す。
……そして俺はダンプカーに生まれ変わったのだ。

だけど待ってほしい。ダンプカーになってしまってはやはり博多の風俗で遊ぶことができないのではないか? 風俗街博多などで行われる女の子とのぬるぬるプレイ、迫真のフェラチオ、カウパードバドバびちゃびちゃプレイなどでたのしむことができないのではないか? それを味わいたいなら風俗街博多に行くと良いだろう。

風俗街博多と俺の家庭教師

風俗街博多で家庭教師の由美子さんと性行為を致して以来、俺と由美子さんの距離はググッと近付いた。俺の勉強が煮詰まって一息ついていると、由美子さんは風俗街博多で培ったテクニックを活かして、たちまち一回抜いてくれるような関係だ。しかし、あくまでも家庭教師と生徒というスタンスは変わらずに、博多の風俗で働く由美子さんも俺を練習台にして新しい技を試している感は拭えなかった。
そんな感じで2か月が経った暑い夏の日、俺は模試を受けに大学へとやってきていた。由美子さんとの授業でどれほどの力が付いたのかはわからないが、俺にはこの模試で頑張る理由があった。それはプロローグで述べたように、東大でA判定を取った暁には由美子さんがお祝いをしてくれるらしいのだ。しかも何か一つ言うことを聞いてくれる気配もムンムン。博多の風俗では童貞を卒業するのは大学に受かってからと釘を刺されてしまったが押しの弱い家庭教師の由美子さんなら、初体験させてくれるように頼み込めばNOとは言えないはず。周りの受験生が俺が奇妙に笑う様子を気味悪がられたが、俺は由美子さんにだけ認めてもらい、童貞を卒業すると決めていたため何のダメージも感じなかった。博多の風俗でプレイをした後の模試では得意な数学を含めて苦手な社会も過去最高の手ごたえだったと言えた。家に帰って自己採点をしてみると恐るべきエロパワーを目の当たりにした。全教科平均で9割を超えていたのだ。高3で受けたセンター試験本番では6割程度しか取れなかった俺が4月からの4か月で3割も成績が上がっていた現実に俺は、家庭教師モノのAVで抜くことによって祝杯をあげました。
過去最高の模試成績をひっさげた俺は由美子さんがやって来る日を迎えていました。由美子さんを驚かせることに決めた俺は一芝居打とうと思い、机でうずくまってさも模試が全然ダメだったことをにおわせるようにしました。いつものように親が由美子さんを招き入れて由美子さんは一目散に俺の部屋へとやってくると、いつもと違ってどんよりとしたオーラを漂わせる俺の異変に気が付きました。
「どうしたの?」
「実は模試が…点数が…」
「模試の点数が悪くても大丈夫、復習すれば絶対いい点とれるようになるから、それに大事なのは本番でしょ?」
センターの本番よりも他の本番の事で頭がいっぱいだった俺は、早くネタ晴らしをして童貞卒業しようと思い無言のまま模試の自己採点結果を由美子さんへと押し付けました。
「どれどれって、すごいじゃん連君。私のピーク時よりも点とれてるよ」
「へへへ、ありがとうございます。先生との約束を果たすために頑張っちゃいました」
「約束?」
「そう東大A判定を取ったら何でも言うことを聞いてくれるっていうあの夢のような約束です」
「そんな約束してたっけ?」
「由美子さん!」
「冗談だよ、たしかにこの成績ならA判定も間違いないね。よく頑張りました」
そう褒めながら俺の頭を撫でる由美子さん。この幸せなひと時をもっと楽しみたかったが由美子さんは淡々とした声で授業を始めますと告げていつものように授業が始まった。「ちょっと待ってよ」と言おうとしたが少しピリッとした表情を見せる女優の由美子さんを前に言葉が出てこず、大人しく受験勉強を開始した。模試を復習する予定だったが間違いが少なかった影響もあって1時間半くらい時間が余ってしまっていた。この後どうするんだろうと考えていた俺の耳に天使のような母さんの言葉が響いた。
「蓮、ちょっと買い物行ってくるから留守番よろしく」
母親のはつらつとした声と共に玄関の扉の開閉音が家に響き、俺たちの部屋を静寂が包んだ。
これで博多の風俗のときのように二人だけの時間となった。
「お母さんいなくなっちゃったね。どうしたい?」
静寂を優しく裂いて甘い声で俺に囁いてきた家庭教師。俺はスイッチが入ったようにベッドへと押し倒していた。
それはまるで風俗街博多で行われていたプレイのときのようだった。